ペロッチについて
FC東京が獲得した、ペロッチは点も取れて味方も生かせる器用な万能型タイプのセンターフォワード。
ペロッチはシャペコエンセユース出身の生え抜きの選手で、長くシャペコエンセでプレーをしてきた選手である。2016年にトップチームへ昇格すると、カタリネンセ州選手権でプロデビューを果たす。デビュー初年度は2試合に出場し、翌2017年にはセリエA(ブラジル1部)のフラメンゴ戦でリーグ戦初出場を果たした。
しかし、その後は中々出番に恵まれず、出場機会を求めて2019年にポルトガル2部リーグのCDナシオナルへと期限付きで加入する。CDナシオナルでは、途中出場が多かったもののリーグ戦11試合に出場し、1ゴールと経験を積むと、2020年には再びシャペコエンセ(セリエBへ降格)へと復帰した。
復帰したシャペコエンセでは、年間で21試合4ゴールと途中出場が多い中でも結果を残し、チームのセリエA復帰に貢献した。翌年もリーグ戦では途中出場が多かった一方で、カタリネンセ州選手権ではスタメンに定着。18試合に出場し15ゴールと得点を量産する活躍を見せ、この年の州選手権得点王を獲得していた。2021年シーズンはリーグ戦含め公式戦45試合18ゴール2アシストと自身にとって飛躍の年となった。
FC東京加入前の2022年シーズンでは、再びセリエBへ降格となったチームのセンターフォワードとして活躍。リーグ戦ではセンターフォワードとしてスタメンに抜擢されるとリーグ戦26試合6ゴール、州選手権では12試合4ゴールとエースフォワードとして活躍していた。
FC東京では、恐らく4-3-3のセンターフォワードの位置に入る可能性が高いが、絶対的エースのディエゴ オリヴェイラとポジションが重なるため、途中出場又はディエゴとのローテーション起用が濃厚。ただしタイプが異なる選手のため、相性次第ではディエゴとの2トップ同時起用のパターンも十分に高そうだ。
ペロッチのプロフィールと経歴
名前:ペロッチ(Perotti)
本名:ペドロ・エンリケ・ペロッチ(Pedro Henrique Perotti)
国籍:ブラジル
生年月日:1997年11月22日
身長:186㎝
体重:78㎏
ポジション:FW(センターフォワード)
所属チーム
2016年 シャペコエンセ(ブラジル)
→2019年-2020年 ナシオナル(ポルトガル)
→2023年 FC東京 期限付き移籍加入
ペロッチのプレースタイル
点も取れて味方も生かせる万能型タイプのFWという印象。
前線でどっしり構えるストライカーというよりは、ボールもしっかり持てて、味方も使えて、背負えて、自ら得点も取れる選手という印象を持った。
得点パターンもかなり多彩で、高さを生かしたヘディングでの得点はもちろん、二列目から抜け出して得点を取るシーン、ゴール前でのこぼれ球やクロスに反応してのゴールなど、様々な形からでも得点がとれる選手ではないだろうか。
例えがあまりよろしくないが、昨年まで在籍したルイス・フェリッピに“より動きが加わった”選手と例えると分かりやすいかもしれない。(あくまで個人的な感想です)
仲間を活かすプレーも得意なため、ディエゴ オリヴェイラとの同時期用もあり得るのではないだろうか。
ペロッチのプレー映像は下記より👇
ペロッチのプレー動画
Jリーグにいるお友達
ドウグラス グローリ(アビスパ福岡)→シャペコエンセ時代(2017)
アルトゥール カイキ(鹿島アントラーズ)→シャペコエンセ時代(2017-2018)
カピシャーバ(セレッソ大阪)→シャペコエンセ時代(2018)
デルラン(大分トリニータ)→シャペコエンセ時代(2020-2021)