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FC東京に加入したジャジャ シルバとは?経歴やプレースタイルについて

 

ジャジャ シルバについて

夏の移籍ウィンドウで東京にサプライズ加入した、ジャジャ シルバ(以下ジャジャ)は足元の技術に優れたテクニカルなアタッカー。事前に加入の噂もなく、中東経由でやってきた謎めいたブラジル人選手である。

ジャジャはブラジルのミナスジェライス州出身の選手で、ブラジル時代は比較的無名なクラブでキャリアを積む。2018年にリオデジャネイロ州選手権に属するゴイタカスFCでプロデビューを飾るとその後も、3部4部相当のクラブを中心に渡り歩く。

2020年にセリエB(ブラジル2部)に属するクリシューマECへと加入し、左ウイングを定位置に公式戦16試合1ゴール2アシストと徐々に頭角を現すと、同年にパウリスタ州選手権を戦うECキンゼ・ジ・ノヴェンブロへと移籍。ここでも12試合の出場で4ゴールとまずまずの結果を残した。ちなみに2020年のクリシューマ時代は現ベガルタ仙台のMFフォギーニョとチームメイトだった。

2021年にはセリエBのサンパイオ・コヘイアで約半年間プレーし、同年の8月より、ルーマニア1部リーグのFCボトシャニへと加入。初めての海外挑戦となったが、左の攻撃的な位置でスタメン定着すると公式戦25試合5ゴール5アシストとチームの攻撃を支える活躍を魅せる。同チームではわずか1シーズンのみの在籍であったが自身にとっては飛躍の1年となった。

ルーマニアでの活躍もあり、翌年の2022年より中東はUAE1部リーグの「アル・ナスルSC」へと完全移籍にて加入。(ちなみにクリスティアーノ・ロナウドが所属するサウジアラビアの「アル・ナスルFC」とは異なるチーム)

アル・ナスルでは2か月余り在籍したのち、同リーグのディッバ・フジャイラへとレンタルにて加入。左ウイングを主戦場に複数の攻撃的なポジションで中心選手としてプレー。約1シーズンプレーし、22試合3ゴール1アシストを記録していた。

ブラジル時代はビッククラブでの在籍歴も無く、ほぼ無名のキャリアを歩んできたが、近年はコンスタントに出場機会を得ており、攻撃センスも開花。直近のシーズンでも安定したパフォーマンスを維持しておりコンディションは上々。

レアンドロの抜けた穴を埋められる存在になれるか。同胞のブラジリアンとの連携にも注目してみたい。

ジャジャ シルバのプロフィールと経歴

名前:ジャジャ シルバ(Jaja Silva)
本名:ジャンディル・ブレノ・ソウザ・シウバ(Jandir Breno Souza Silva)
国籍:ブラジル
生年月日:1998年11月12日
身長:175㎝
体重:73㎏
ポジション:MF(左ウイング、右ウイング、FW)

所属チーム
2018年 ゴイタカスFC(ブラジル)
2019年-2021年 ボア ヴィスタSC(ブラジル)
→2019年 アパラシーダEC(ブラジル)※期限付き移籍
→2020年 クリシューマEC(ブラジル)※期限付き移籍
→2020年 ECキンゼ・ジ・ノヴェンブロ(ブラジル)※期限付き移籍
→2021 サンパイオ・コヘイアFC(ブラジル)※期限付き移籍
2021年-2022年 FCボトシャニ(ルーマニア)
2022年 アル・ナスルSC(アラブ首長国連邦)
→2022年 ディッバ・フジャイラ(アラブ首長国連邦)※期限付き移籍
2023年- FC東京 完全移籍加入

ジャジャ シルバのプレースタイル

前への圧倒的なスピードと足元の技術に優れたブラジリアンアタッカー。
ジャジャの最大の特徴は、初速のスピードと足元のテクニックではないだろうか。プレー集では随所にテクニカルなドリブルとスピードを武器に相手を翻弄するシーンが多く、自ら運んで得点も取れれば、チャンスメイクをするシーンも特徴的だった。スピードだけでなく、足元のうまさも兼ね備えている選手というイメージ。

足元の技術という面では、レアンドロを彷彿とさせるがJリーグでどこまで通用するかは未知数。ただ、動画の中では守備面意識も高そうに見えるため、チーム戦術に溶け込めればスタメン定着の可能性も十分にあり得るのではないだろうか。

ジャジャ シルバのプレー映像は下記より👇

ジャジャ シルバのプレー動画


www.youtube.com

Jリーグにいるお友達

ドウグラス オリヴェイラ(いわてグルージャ盛岡)→ゴイタカスFC時代(2018)
フォギーニョ(ベガルタ仙台)→クリシューマEC時代(2020)

ジャジャ シルバのインスタグラム

https://www.instagram.com/jandirbreno/