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【まとめ】2021年シーズンよりJリーグに挑戦する注目のブラジル人選手

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いよいよ開幕するJリーグ2021年シーズン。今年も遠い地球の裏側である、Jリーグの舞台にやってきたブラジル人選手は数多くいる。この記事では今年Jリーグに新たに挑戦するブラジル人プレーヤー達をJ1~J3一挙まとめておさらい!ビッグネームから日本帰化を夢見る若手ブラジル人まで分かりやすく紹介していこうと思う。

 

J1で戦う新加入ブラジル人選手

●アルトゥール カイキ(鹿島)

左のウイングを主戦場としている選手。ドリブルやフィジカル系というよりは、裏への抜け出しがうまく、クロスやパスの中から抜け出しての得点が多いイメージ。プレー映像を見た限りだと、174cmながらヘディングでのゴールも多く、ポジション取りにも優れている選手ではないだろうか。それからミドルシュートやFKなどのキックの正確さというのもストロングとしている。アントラーズではプレースキッカーとしての活躍も期待されるか。

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ディエゴ ピトゥカ(鹿島)

 今期最も注目を集めているブラジル人プレーヤーといっても過言ではないだろう。名門サントスからやってきた、中盤の真ん中でゲームを支配するプレーヤー。まさに左利きらしいボールの運び方で、中盤でさばいてリズムを作りながらもゴールへ直結するラストパスも出せれば、自ら攻撃参加して得点も取れる選手というイメージ。けして目立つプレーヤーではないが、ゲームを組み立てるのに非常に長けた選手だと感じる。それから左利きならではの高性能なキック精度もピトゥカのストロングではないだろうか。

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ドッジ(柏)

ドッジもブラジル1部のフルミネンセから獲得した実績十分の若手ボランチ。ヒシャルジソンのように、ハードマーカーという訳ではなく、中盤の底でゲームを組み立てられるし、前線へ飛び出して得点に絡むこともできる選手。それから小柄な体格を生かした細やかな動きと的確なポジショニングで攻撃の芽も摘める攻守で貢献できるボランチ。
プレー以外では、端正な顔立ちにも注目してみてはいかがだろうか!?

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アンジェロッティ(柏) ★個人的に注目選手

個人的に今年注目したいのがこのアンジェロッティだ。
主にウイングの位置でプレーするチャンスメイクに長けたテクニカルなプレーヤー。とにかく"足元が巧い"選手というのが感想。レフティーならではのプレーの質の高さに加えて、しなやかさと速さを兼ね備えている選手ではないだろうかそれから、もう一つ巧いと感じたのはフリック。身長も高いため相手も背負えてフリックではがせるというのは一つ武器になりそうだ。ブラジル人プレーヤーはワンタッチプレーで崩すことが多いのでブラジリアンが多い柏では連携部分にも注目したい。非常に謎めいた選手だがプレー映像を見る限りだと、Jリーグで化ける可能性も十分に秘めていそうだ。

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ブルーノ ウヴィニ(F東京)

ジャーンの再来なるか!?東京にとっては久々のブラジル人CBの選手となるウヴィニは、かつてFC東京で活躍したジャーンと同じく元セレソンの肩書を持つプレーヤー。ナポリやスパーズ在籍歴も持っているが近年は中東で活躍。プレー動画では"元セレソン"というだけあって、高さもフィジカルも強くインターセプトからビルドアップまで...センターバックとして全てを兼ね備えている世界水準にあるプレーヤーという印象を持った。世代別代表でのキャプテン歴やアル・ナスルでもキャプテンを務めていることから、チームを統率する能力や活気づけるキャラクター性にも期待したいところ。

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エウベル(横浜FM)

左右のウイングを主戦場としているアタッカー。特徴は何と言っても、「圧倒的なスピード」ではないだろうか。昨年まで所属していたエリキとはまた違い、一瞬のスピードで相手をぶっちぎりチャンスメイクできるし自らも得点できるという強みを持った選手のようだ。一方でスピードを生かした裏への抜け出しやクロスへの入り方もうまいため、セカンドトップやセンターFWの位置でも強みを発揮できるかもしれない。

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レオ セアラ(横浜FM)

レオ セアラはJリーグ初挑戦という訳ではなく、2016年にJ3のFC琉球でプレーをしていたFW。ブラジルで才能が開花し、力をつけて再びJリーグの舞台へと帰ってきた。
プレーは足でも頭でもポストプレーも全てを兼ね備えている万能型FWというイメージ。シュートに対する意識も高く、ボールを持ったらミドルレンジからでも強烈なシュートを叩き込めるパワーも持っている。決定力もあり、まさにTheストライカーという言葉がぴったりなFWではないだろうか。
昨シーズンは、ジュニオール サントスの力を引き出したマリノスだが、J3でわずか2ゴールに留まっていたストライカーをどこまで怪物にできるかも見ものである!

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ウェリントン ジュニオール(湘南)

速くて巧い超攻撃的なアタッカー。プレーエリアは広く、在籍したチームではセンターFWからウイングまでをこなしていた。
175cmと小柄な体格を活かした小刻みでアジリティの効いたプレーが特徴。サイドに流れてドリブルでえぐったり、自陣の深い位置からスピードでぶっちぎるシーンがプレー映像には多く、まさに湘南スタイルに適用するであろうプレーヤーではないだろうか。それから一瞬のスピードでDFラインの背後に飛び出すうまさも持っているため、前線で流動的に動かれると相手DFにとっては非常に厄介な選手になりそうだ。

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ウイリアム マテウス(清水)

左サイドバックを主戦場とする経験豊富なベテランサイドバック。ストロングは何と言っても左足から繰り出される正確無比なクロスではないだろうか。プレースタイルはドリブル突破してゴリゴリ行くタイプではなく、巧みなオーバーラップから相手の陣形が整わないうちにクロスを放り込む形(アーリークロス)の形を得意としている。今年のエスパルスにはブラジル出身で長身のチアゴ サンタナや、裏への抜け出しがうまいカルリーニョス ジュニオがいるためウィリアム マテウスを経由した得点パターンはエスパルスの一つの"武器"となる可能性は高い。

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チアゴ サンタナ(清水)

高さと強さを兼ね備えるレフティーストライカー。ポルトガルで才能が開花した選手でポルトガル2部時代には33試合15ゴールを記録している。チアゴ サンタナの武器は何と言っても長身を生かしたパワフルなヘディングシュートではないだろうか。空中戦では圧倒的な強さを持ち、ポルトガル時代も頭での得点パターンが多かった。それから左利きということもあり足元も非常にしなやかで、ドリブル突破やポストプレー、ラストパスでチャンスメイクもできる。

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チアゴ(C大阪)

中国へ移籍したマテイ ヨニッチの後釜として補強した大型CB。
「Theエアーバトラー」という感じで、ヘディングの圧倒的な強さが特徴的な選手。空中戦の強さに加えて対人プレーではガツガツと行くハードマーカーっぷりも迫力十分!セットプレーでは高さを生かしたヘディングも強く、得点能力も兼ね備えている。ポストヨニッチとして期待は十分に持てそうだ。

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リンコン(神戸)

神戸のリンコンも今期の加入するブラジリアンの中では注目度が高い期待の若手FW。10代のころからブラジル国内ではヴィニシウス ジュニオールとならび注目されていた選手で欧州からも熱視線を浴びるほどだった。ここ数年は伸び悩み、目立った成績を残せていない中で神戸にやってきた。
プレースタイルはゴールへの嗅覚が鋭く、クロスへの反応、こぼれ球への反応、シュートセンスとストライカーに必要な要素を兼ね備えた万能型FW。ドリブルでガンガン行くタイプというよりは、周りも活かしつつゴール前で確実に仕事ができる選手という印象が強い。ブラジル人特有のリズミカルなショートパスやワンツーで崩すのも得意としており、ドウグラスやイニエスタとの連携には期待が持てそうだ。リンコン頼みというより、いかにリンコンを活かしてチームとしてチャンスを作れるかがポイントとなりそうだ。

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カカ(徳島)

クルゼイロから獲得した22歳の若手CB。ハイボールを跳ね返す高さや対人プレーの強さはもちろん、ポジショニングの良さであったりカバーリングにも長けている選手。攻撃の部分でも、予測や駆け引きといった面で優れており、プレー映像ではマークを振り切りフリーの状態で得点するシーンもいくつかあった。身体能力も高くクレバーな一面も持ち合わせる技巧派CB。

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エンリケ トレヴィザン(大分)

U-20ブラジル代表の経歴も持つセンターバック。攻守においてとにかく空中戦に圧倒的強さを持つ選手。ロングボールの跳ね返しはもちろん攻撃時のセットプレーでも起点になるシーンが多く、守備のみならず得点の部分でも期待ができそうだ。それから特筆すべきは左サイドバックでもプレーができるという点。センターバックもできてサイドバックもできる選手はなかなか珍しい選手なので、チームにとっては非常に助かる存在になりそうだ。
また同じくレンタルで加入したペレイラは、フィゲイレンセ時代にチームメイトだったこともあり2人の連携も楽しみなポイントである。

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ペレイラ(大分)

ペレイラは今年24歳を迎えるボランチを主戦場とする選手。プレーの印象としては、"The守備的ボランチ"という感じで体が強く、ボール奪取能力に優れている選手というイメージ。特にピンチの時の危機察知能力も非常に高く、プレー映像の中では要所要所の場面で跳ね返すシーンやカバーリングのシーンが印象的だった。またCBでプレーしていることもありフィジカルの強さや高さで跳ね返すシーン、それからビルドアップにも優れている守備型のボランチである。

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J2で戦う新加入ブラジル人選手

サウダーニャ(千葉)

センターFWを主戦場とするロベルト フィルミーノ似の大型ストライカー。足元の技術に優れているテクニック系の選手で、見方を活かすチャンスメイクや、1,5列目あたりで自ら起点となりボールを配給するプレーが特徴。さらに185cmの体格を生かしたポストプレーや空中戦も得意としていて、巧さと強さも兼ね備えている印象だ。

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アジェノール(相模原)

ブラジルの名門在籍歴もある経験豊富なベテランGK。瞬発力や俊敏さというよりか、ルーズボール時の飛び出しや、相手FWとの距離の詰め方が絶妙なイメージ。それから足元にも優れていて、映像の中では最終ラインからショートパスで組み立てるような場面もあり、器用なGKという印象を持った。ちなみに前所属のクリシューマではPKキッカーとして2得点とマークしており、相模原でもキッカーを任されるのか見どころである...笑

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エドゥアルド クンデ(相模原)

187cmの大型センターバック。とにかくフィジカルが強く、ゴリゴリ戦える屈強なセンターバックというイメージ。またインターセプトやカバーリングにも定評があり、身体能力のみならずクレバーな部分も持ち合わせている。187cmの長身を活かしたエアーバトルはJ2では反則級の武器となりそうだ。

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ウィリアン リラ(甲府)

センターFWや左右のウイングを主戦場としてきた選手。身体能力が高く、特に空中戦に強い印象。プレー映像の中では打点の高いヘディングのゴールが多く、高さがストロングの選手という印象だ。それからシュートの技術やセンスも高く、様々な角度やシュート体勢からゴールも奪える技術も持ち合わせる。
甲府では、10番を背負うことが発表されており、同じくブラジルから加入したパウロ バイヤとともに甲府の得点源になることを期待したい。

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パウロ バイヤ(甲府) ★個人的に注目選手

化ける可能性を秘めた、攻撃的なチャンスメイカー。ブラジル時代は、左側の攻撃的位置でプレーしており、カットインからのシュートというパターンを得意とするプレーヤー。特筆すべきはプレースキッカーとしての役割ではないだろうか。カスカヴェウ時代はFK、PK、CKすべてを任されており、特にFKではゴールシーンも多くあった。ストライカーというよりかは見方を活かしながら自らも得点できるプレーヤーという印象が強い。

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J3で戦う新加入ブラジル人選手 

シューラー マテウス(藤枝)

 シューラー マテウスは昨シーズンまで関東サッカーリーグでプレーしていたゴールキーパー。アメリカの大学卒業後に、ブラジルのリオグラデ・ド・スル州3部相当のチームでプレー。その後ポルトガル1部のSCマリティモBチームへと移籍し、2019年より日本の関東サッカーリーグ所属の東京23フットボールクラブでプレーをしていた。
飛び出しやセービングに定評がある選手。2019年は12試合に出場していたようだ。

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レオ ケンタ(熊本)

 秀岳館高校から加入した、ブラジル人留学生のDF。高校3年間を日本で過ごし、日本の環境や日本人の優しさに惹かれ、日本国籍取得を目指していると話す。プレースタイルの詳細までは分からなかったが、「対人プレーに強く、ヘディングが武器」と話していた。

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ターレス(熊本)

 レオ ケンタ同様に秀岳館高校から加入した、ブラジル人留学生の攻撃的MF。ターレスも日本の文化が大好きで家族も安全面で認める日本での国籍取得を目指している。秀岳館高校の段原監督曰く、キックの精度やキープ力が抜群で、パンチ力のある選手と説明。さらに向上心も強いと話しており、日本のサッカーにも順応できる選手になりそうだ。

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ジェルソン(鹿児島) ★個人的に注目選手

J3 No.1ディフェンダーになれるか!?PSVのユース上がりで元アトレチコ・マドリードBに所属していた経歴を持つエリートブラジル人。ここまで欧州を中心に8か国でプレーしており経験豊富なセンターバックである。
空中戦の強さに加え、フィジカルの強さを生かした対人プレーも迫力十分。まさに屈強なCBという感じではないだろうか。

それからボランチもできることから異常に足元もうまい。経験豊富な部分はプレーにも出ていて落ち着いてボールをさばいたり、ドリブルシーンも映像の中では伺えた。Jリーグのスピードにハマれば、化ける可能性も十分に秘めている選手かもしれない。
アトレチコ時代には、スペイン代表で活躍するサウール・ニゲスともチームメイトだった。

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番外編

ここからは、これまでJリーグでプレーしており、初めてJ1に挑戦する選手と長年J1で活躍して1年ぶりにJ1に帰ってきた2選手を紹介する。

●クレーべ(横浜FC) ※J1初挑戦

2019年より、J2ジェフ千葉で活躍していたJ2ではおなじみの元セレソンFW。今年はJ1横浜FCへ完全移籍で加入した。ジェフ加入以前はポルトガルのチームでプレーしており、2011-13の2シーズンはポルトガルの名門FCポルトでもプレー。FCポルト時代にはブラジル代表にも選ばれ代表キャップ2試合を記録している。ジェフ加入1年目の2019年には、J2で17得点を挙げており実力は証明済み。昨季はチームの守備的な編成もあり7ゴールに留まっていた。高さ、強さ、決定力を兼ね備える大型FW。

●ウェリントン(湘南) ※1年ぶりにJリーグ復帰

説明不要のJ屈指の大型FW。今年7年ぶりに湘南ベルマーレに復帰した。
2019年に神戸を退団してからは母国のボタフォゴSPへと加入し、昨季は32試合で8ゴールを記録していたようだ。湘南には、ウェリントン ジュニオールも加入し前線にはダブルウェリントンが並ぶことが予想される。

まとめ

今年もそれぞれ違う強みや特徴を持った多くのブラジル人プレーヤーがJの舞台で戦う。ブラジル1部で活躍していた名プレーヤーから、ブラジルの3部4部でプレーしている選手、日本国籍取得を目指す若手ブラジル人まで...色々な想い、様々なキャリアを歩んできた選手たちが気持ち新たに日本の地で活躍を夢見ている。まもなく開幕するJリーグの2021シーズン、新たなブラジル人プレーヤーの顔ぶれにも注目して見てみてはいかがだろうか。

※プレースタイルの印象や感想はあくまで個人的な意見です。