エリキについて
2022年シーズンより、町田に加入したエリキは、2019年から2020年まで横浜F・マリノスでも活躍した、万能型ストライカー。
エリキはブラジル出身の選手で、2004年にゴイアスの下部組織に入団し、2013年に同チームでトップ昇格を果たした。デビュー初年度こそ公式戦8試合の出場に留まってしまうが、翌年の2014年には、2月の州選手権でプロ初得点を挙げるとその後は途中出場を中心に出場機会を掴む。リーグ戦中盤には、ガンバ大阪でも活躍していたアラウージョらからポジションを奪い、2トップの一角でスタメンに定着した。結果的にシーズンを通してリーグ戦で12ゴール2アシストを記録。公式戦においては47試合17ゴールとデビュー2年目ながらエース級の活躍を見せた。翌年もゴイアスでプレーし、公式戦48試合19ゴールと前年を上回る活躍で、海外クラブからも関心が寄せられるほど注目を集める選手だった。
去就が注目されたが、結果的にブラジルの名門パルメイラスへ完全移籍にて加入。大きな期待の中の加入だったが、当時のパルメイラスには現ブラジル代表でも活躍するガブリエルジェズスらが在籍していたこともあり、出場時間も少なく、思うような結果を残すことができなかった。移籍初年度は公式戦30試合3ゴール、2シーズン目には出場機会も減り、わずか14試合の出場に留まってしまう。
2018年には出場機会を求め、レンタルでセリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ミネイロへと移籍。わずか半年余りの在籍だったが、州選手権を中心にプレーし、公式戦25試合2ゴールという結果を残した。シーズン途中にはアトレチコ・ミネイロから再びレンタルで同じくセリエA所属のボタフォゴFRへ移籍。ボタフォゴでは途中加入ながら右ウイングの位置でスタメンに定着。加入初年度は17試合5ゴール4アシストとまずまずの結果を残した。翌年もボタフォゴでプレーし、公式戦29試合9ゴール4アシストの結果を残し、シーズン半ばに、当時J1の優勝争いを繰り広げていた横浜F・マリノスへとレンタルにて加入した。
マリノスでは、デビュー戦でいきなりアシストを記録すると出場2試合目にしてバイシクルシュートで来日初ゴールを挙げるなど、早々に得点能力の高さを発揮。途中加入ながら12試合8ゴール4アシストの活躍でマリノスの15年ぶりのリーグタイトル獲得にも大きく貢献した。翌2020年シーズンも、マリノスでプレーすると公式戦35試合に出場し15ゴール6アシストと高いパフォーマンスを披露した。期限付き移籍期間の満了に伴い、2021年シーズンからは、中国の長春亜泰へと移籍した。
長春亜泰では2シーズンプレー。鹿島でも活躍していたセルジーニョや蔚山で活躍していたジュニオールネグランらと強力3トップを形成し、通算50試合16得点10アシストを記録。中超リーグでも安定して高いパフォーマンスを見せていた。
町田では、現在ミッチェル デュークらと共に2トップの一角を担っており、好調町田を支える得点源となっている。
エリキのプロフィールと経歴
名前:エリキ(Erik)
本名:エリキ・ナシメント・デ・リマ(Erik Nascimento de Lima)
国籍:ブラジル
生年月日:1994年7月18日
身長:170㎝
体重:65㎏
ポジション:FW(2トップ、右ウイング、左ウイング)
所属チーム
2013年-2015年 ゴイアス(ブラジル)
2016年-2020年 パルメイラス(ブラジル)
→2018年 アトレチコ・ミネイロ(ブラジル)※期限付き移籍
→2018年-2019年 ボタフォゴ(ブラジル)※期限付き移籍
→2019年-2020年 横浜F・マリノス ※期限付き移籍
2021年-2022年 長春亜泰(中国)
2023年 FC町田ゼルビア 完全移籍加入
エリキのプレースタイル
ザ・点取り屋という言葉が合う万能型FW。
とにかくゴールへの嗅覚が鋭く、ポジション取りや相手DFとの駆け引きに優れており、ゴール前で強さを発揮できる選手。得点パターンも多彩で、左右両足、頭、と様々な形で得点を狙えるシュート技術の高さも兼ね備えている。前への推進力もあり、仲間を活かすプレーも得意としているため、トップの位置はもちろん、左右のウイングの位置でもプレーができる。
マリノス在籍時やその後の中国でも、コンスタントに得点やアシストを重ねており、ここ数年は非常に安定したパフォーマンスを維持している。
エリキのプレー映像は下記より👇
エリキのプレー動画
Jリーグにいるお友達
ヘナト アウグスト(清水エスパルス)→SEパルメイラス時代(2017)
ガブリエウ(横浜FC)→アトレチコ・ミネイロ時代(2018)、ボタフォゴFR時代(2019)
エゼキエウ(サンフレッチェ広島)→ボタフォゴFR時代(2018)
※横浜F・マリノス在籍時メンバー(2019-2020)